ホームページは”リニューアルと新規制作”どっち?判断基準と費用比較

「今のホームページ、もう古い気がするけど…リニューアルすべき?それとも新しく作り直したほうがいい?」
多くの企業がこの悩みに直面します。

実は、リニューアルと新規制作では目的も費用も得られる効果もまったく異なります。
単に「見た目を変える」だけがリニューアルではなく、企業のマーケティング戦略を再構築する重要な転換点です。

この記事では、BtoB企業が判断すべき基準と費用相場、さらに実際の事例や診断チャートを交えて、
「自社はどちらが最適か?」を明確にできるように解説します。

1.そもそも「リニューアル」と「新規制作」の違いとは?

まずは言葉の整理から。
両者の違いを理解していないと、見積り段階で混乱することもあります。

項目リニューアル新規制作
サイト構造現行をベースに改修ゼロから設計
ドメイン継続使用新規取得または再利用
SEO資産継承可能初期構築が必要
デザイン改善・再設計中心コンセプト設計から
費用感30〜150万円50〜300万円以上
制作期間約1〜2ヶ月約2〜4ヶ月

まとめますと、
リニューアルは「資産を活かす」選択
SEO評価や既存顧客の導線を維持したままデザインや構造を刷新できます。

新規制作は「戦略を再構築」する選択
ブランド刷新・事業転換などで、既存サイトを引き継がずにゼロから作る場合に適しています。

2.まずはチェック!自社に合うのはどっち?診断チャート

以下の質問に「はい」が多い方を選びましょう。

A:リニューアル向き

  • サイトの更新はしているがデザインが古い
  • 既存のSEO順位は維持したい
  • お問い合わせ数はあるがCVRを上げたい
  • サーバー・ドメインは変えたくない

B:新規制作向き

  • サービス内容やターゲットが変わった
  • 管理が複雑で更新できない
  • CMS(WordPressなど)にしたい
  • ドメインを変えてブランドを一新したい

🔍 診断結果まとめ

  • 「A」が多い場合 → リニューアル推奨
    既存サイトのSEO評価やドメインを活かしながら、デザインや構造をアップデートする方向が最適です。特にアクセスが安定している企業は、“守りながら強化する”戦略がコスパに優れます。
  • 「B」が多い場合 → 新規制作がおすすめ
    事業内容・ブランド方針・採用ターゲットが変化しているなら、思い切ってゼロから設計し直すほうが結果的にスムーズです。
    新規制作では、最新CMS・サーバー構成・デザイン思想を取り入れられるため、長期的な運用コスト削減にもつながります。
  • バランスよく当てはまる場合 → ハイブリッド型リニューアル
    デザイン・構造を刷新しつつドメインは継続する手法を選ぶのが現実的です。

3.リニューアルが必要なタイミングの見極め方

ホームページは「作って終わり」ではありません。
時間が経つほど、デザイン・機能・SEO・ブランドのいずれかが必ず古くなっていきます。
では、どのようなサインが出たら“リニューアルすべき時期”なのでしょうか。
ここでは、特に企業サイトで多い4つのタイミングを具体的に解説します。

タイミング①:デザインが古く感じられる

「最近の他社サイトと比べて、うちのサイトがなんだか古臭く見える」
──これを感じたら、すでにリニューアルのタイミングです。

Webデザインのトレンドは3〜5年で大きく変化します。
5年以上前に制作したサイトは、配色・フォント・レイアウトすべてに時代差が出やすく、
とくにスマホユーザーの目には「見にくい」「信頼できない」と映りやすいのです。

また、かつて主流だった「PC中心の固定レイアウト」や「小さな文字サイズ」は、
今ではGoogleのモバイルフレンドリー基準にも合わないため、SEO評価にもマイナス

たとえば、トップページのヒーロー画像が古いままだと、
ユーザーは“情報が古そう”“会社も停滞していそう”と感じ、離脱率が上がります。
そのため、以下のような兆候が見られたら要注意です。

今すぐリニューアルすべきサイトの兆候

  • 写真が古い(5年以上前の社員や建物が使われている)
  • スマホで見ると横スクロールが発生する
  • フォントが小さく、余白が狭い
  • ボタンのデザインが旧来型で押しづらい

デザインのリニューアルは、「信頼感」と「現代らしさ」を取り戻す最も効果的な施策です。
実際、デザイン更新後にCVR(お問い合わせ率)が1.5倍以上向上するケースも珍しくありません。

タイミング②:更新・修正がしづらい

次に多いのが「自社で手を入れられないサイト構造」です。
たとえば、ニュースやブログを追加するたびに制作会社へ依頼している場合、情報発信のスピードが著しく遅くなります。

今のWeb運用では「スピード=信頼」です。
たとえば新商品リリースや採用情報を即日発信できるかどうかは、ユーザーだけでなくGoogle評価にも影響します。
更新が止まっているサイトは、“休眠サイト”とみなされやすく、インデックス(検索結果への登録)頻度が下がる傾向もあります。

最近では、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)が主流になっており、担当者がノーコードで更新できる構造が当たり前です。
もし今のサイトがHTML直編集や外注依存になっているなら、リニューアルでCMS導入を検討する価値があります。

さらに、更新しづらい環境では「ミス」も増えます。
担当者が限られていると、修正依頼や画像更新が滞り、結果的に情報が古くなります。
これは“情報鮮度の低下”として、検索評価にも悪影響です。

タイミング③:アクセスが減ってきた

アクセス数が数か月単位で右肩下がりになっている場合、
デザインよりも深刻な「構造劣化」や「SEO要素の欠落」が起きています。

Googleのアルゴリズムは毎年アップデートを繰り返しており、5年前のSEO最適化は、いまや通用しません。

構造劣化およびSEO要素欠落の例

  • キーワード詰め込み型タイトル
  • 画像にalt属性がない
  • 内部リンクが整理されていない
  • モバイル速度が遅い

こうした問題は、古いCMSや構造を使い続けていることで起きがちです。
また、競合が最新の構成・高速サーバー・リッチコンテンツに乗り換えていると、自然と順位を奪われていきます。

リニューアルでは、これらを内部SEO(構造・速度)+コンテンツSEO(内容・導線)の両軸で見直します。実際、構造最適化と内部リンク整理を同時に実施した企業では、半年後に平均検索順位が8位→3位に改善した事例もあります。

つまりアクセス低下は、「デザイン劣化」ではなく「SEO設計の老朽化サイン」である場合が多いのです。

タイミング④:ブランドイメージとの乖離

企業が成長すれば、ブランドも変化します。ところが、ホームページだけが古いままだと、“進化していない印象”を与えます。

ブランドイメージが古いと感じられる例

  • 新しいサービスを展開したのに、旧サービス中心の構成のまま
  • ロゴやコーポレートカラーを刷新したが、サイトに反映されていない
  • SNSやYouTubeを始めたのに、リンク導線がない

これらはすべて「ブランド整合性の欠如」です。
現代のユーザーは、検索・SNS・サイト・広告を横断的に見ています。
その中でデザイントーンがズレていると、「信頼が薄れる」という心理効果が働きます。

また、採用ページの古さも見落とされがちですが、“採用ブランディング”の観点からもリニューアルは重要です。
若手人材ほど、会社HPのデザイン性や雰囲気から“働きやすさ”を判断します。
実際、「古いデザイン=時代遅れの会社」という印象を持たれやすく、採用エントリー数が減る要因にもなります。

4.新規制作が適しているケース

新規制作は、単なる「リニューアルの延長線」ではありません。
「サイトの目的」や「ターゲット層」そのものを再定義し、ゼロベースで戦略を描き直す工程です。
とくに近年は、企業のDX化やブランド再編が進む中で、“いまの枠組みでは対応しきれない”という理由から新規制作を選ぶケースが増えています。
ここでは、実際の制作現場でも多い3つの典型的なケースをもとに、新規制作を選ぶべき判断基準を整理します。

ケース①:事業再編・新ブランド立ち上げ

新規事業やブランド統合など、“会社そのものの方向性”が変わるときは、新規制作が圧倒的に有利です。
たとえば、老舗メーカーがBtoC事業に参入したり、医療法人が新たに美容部門を立ち上げたりするケース。こうした変化は、「既存サイトの延長」では訴求軸を再現できない場合が多く、ブランドアイデンティティの再構築が必要になります。

具体例

  • 事業メッセージやビジョンを新しいデザインで打ち出したい
  • ターゲット層がまったく異なる(例:企業向け→一般消費者向け)
  • ブランドカラー・ロゴ・コピーを刷新する

といった条件に当てはまる場合、既存の構造を引きずるよりも、ゼロからサイト設計をやり直した方が戦略的な一貫性が保てます。

【実例】製造業A社
背景
OEM中心から自社製品販売にシフトしたタイミングで新ブランドを立ち上げた
施策
・背景に伴い新規ドメインを取得。
・ブランドストーリー、製品ページ、採用情報まで統一トーンで設計
結果
問い合わせ率が2.5倍に増加しました。

ブランドを「言語化・可視化」するうえでも、新規制作は有効な手段といえます。

ケース②:ドメイン移行が必要な場合

SEOや企業戦略の観点から、「ドメインを変える」判断をすることがあります。

ドメイン移行を考えるべき状況
・旧サイトがスパムリンク、コピーコンテンツなどのネガティブ評価を受けている場合
・グループ会社を統合する、海外展開に対応するなど、URL体系そのものを再設計したい場合

では、リニューアルでは解決できないのでしょうか。以下にまとめます。

新規制作をおこなえば

  • クリーンなドメイン環境で再出発できる
  • ページ構成・URL構造を整理しやすい
  • CMSやサーバー環境も最新仕様に合わせやすい

リニューアルでは

  • 内部リンク構造やリダイレクト設定が複雑化
  • かえってSEO上のリスクを高めてしまう

SEOの観点では、「リダイレクト設計」と「サイトマップの再登録」を同時に行うことで、既存評価を最小限に引き継ぎつつ、新しいドメインで中長期的な成長を見込めます。

【実例】サービス業B社背景
10年前に制作したサイトが被リンクスパムを大量に受けていた
施策
思い切って新規ドメインを取得し、サイトをゼロから構築。
結果
・Googleサーチコンソールの健全性スコアが大幅に改善
半年で自然流入数が約180%に回復

SEOを再スタートする“リセットボタン”としての新規制作は、想像以上に効果的な戦略です。

ケース③:CMSやシステム刷新

近年とくに増えているのが、CMS(コンテンツ管理システム)や基幹システム刷新を伴うケースです。
たとえば、従来の静的HTMLや独自CMSをWordPress・Movable Type・Headless CMS(例:microCMS, Contentfulなど)に移行する場合、サイト構造や情報設計そのものを再定義する必要があり、もはや「リニューアル」の範囲を超えています。

CMS刷新で発生する課題

  • 投稿管理・権限設計・承認フローの見直し
  • API連携・外部システムとのデータ同期
  • セキュリティ要件・プラグイン管理の再設計

こうした要素は、既存テーマの延命では対応しきれません。
むしろ新規制作として設計思想から見直すほうが、長期的な保守コストを下げることにつながります。

【実例】医療法人Cグループ
背景
旧CMSで各院サイトを個別に管理しており、更新担当者の負担が大きい課題があった
施策
新規制作でWordPressマルチサイト化を行い、1つの管理画面で全院を統合管理できるようにした
結果
・運用工数が月40時間→15時間に削減。
・SEOも一元的に管理できるようになり、検索順位も全体的に向上しました。

新規制作を選ぶべき総合判断のポイント

新規制作が適しているのは、次のような状況です。

判断基準新規制作が適している理由
サイトの目的が変わった新しいブランド・ターゲットに合わせた再構築が必要
現行構造が複雑化している部分修正では整合性が取れず、設計をやり直す方が効率的
CMS・技術基盤が古いセキュリティ・更新性・拡張性の観点から刷新が望ましい
ドメインを変更したいリニューアルよりも新規構築の方がSEO・運用管理上有利

5.制作相場を徹底比較

項目リニューアル新規制作
企画・構成5〜15万円10〜30万円
デザイン10〜30万円20〜50万円
コーディング10〜40万円20〜80万円
CMS構築10〜50万円20〜100万円
SEO対策5〜20万円10〜30万円
合計目安30〜150万円50〜300万円以上
※あくまでBtoB企業サイト規模の目安。

費用に差が出るポイント

① 写真・原稿の有無

写真や原稿の「自社用意か、制作会社に依頼するか」で費用は大きく変わります。
特にBtoBサイトの場合、製品写真・スタッフ撮影・オフィス風景などは信頼感を左右する重要な要素
“素材が手持ちにあるかどうか”だけで、見積りが10万〜50万円単位で変動します。

写真撮影ありの場合
 プロカメラマンを派遣して撮影する場合、1日撮影で10〜15万円が目安。
 ライティング・レタッチ込みなら20万円を超えるケースもあります。
 採用サイトや医療・製造業など、実際の現場を見せる業種では欠かせません。

原稿制作ありの場合
 取材+ライティングを含むと、1ページあたり2〜5万円程度。
 企業理念や代表メッセージなど、コピーライティングの質がブランドイメージに直結するため、
 BtoBサイトでは「自社で書くよりプロに依頼した方が結果的にコスパが良い」ケースが多くあります。

【実例】製造業サイト
社員撮影+取材ライティングを導入した結果、
採用応募率が前年比で約1.8倍に増加しました。
「写真と文章の信頼感」がBtoBサイトでは数値に直結する好例です。

② ページ数・機能量

費用に最も直結するのが、この「ページ数」と「機能量」です。
単純にページが多いほど工数が増えますが、それ以上にページの“タイプ”や“構造”の複雑さがコストを左右します。

たとえば以下のような違いがあります

項目シンプルサイト大規模サイト
ページ数約5〜10ページ50〜100ページ以上
ナビ構造1階層多階層+カテゴリ構造
機能問い合わせフォームのみ製品検索・FAQ・会員管理・資料DLなど
制作費用目安30〜80万円200〜500万円以上

特にBtoB企業では、「製品・サービス数が多い」「技術情報ページが複雑」など、
情報設計(IA)に時間をかける必要があるため、見た目以上に制作費が上がりやすい傾向にあります。

さらに、多言語対応カタログPDF連携営業支援ツール(MA/SFA)との統合を行う場合、
開発工数が一気に跳ね上がるため、早い段階で要件定義を明確にしておくことが重要です。

ポイント
ページ数よりも「どれだけ設計に時間がかかるか」でコストが決まる。
仕様が曖昧なまま進めると、後半で追加費が発生しやすい。

③ CMS導入の有無

WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入するかどうかも、費用差の大きな要因です。
CMS導入によって更新コストを抑えられる反面、初期構築に手間がかかるため、
短期的には費用が上がり、長期的には回収できるという構造になっています。

項目CMSなしCMSあり
初期費用安い(静的HTML)高い(テーマ構築・DB設定)
更新作業制作会社に依頼自社で更新可能
運用コスト月々発生自社で完結可能
向いているケース更新頻度が低いニュース・採用情報など頻繁更新がある

CMS導入では、単に「WordPressを入れるか」だけでなく、

  • 更新担当者のスキル
  • 社内の運用体制
  • セキュリティ要件(ログイン制限・プラグイン管理)

なども考慮する必要があります。

BtoB企業では、営業担当が製品情報を追加する運用フローを前提に設計すると、
営業資料との整合性も高まり、問い合わせ誘導率の向上につながります。

【実例】IT企業D社
背景
制作会社へ更新依頼→2週間待ち と更新までに時間を要していた
施策
CMSを導入して社内更新体制を整備。
結果
・担当者が即日更新できるようになった
・タイムリーな事例発信でSEO流入が約1.6倍に増加

④ SEOコンサルティング有無

見落とされがちですが、「SEO対策の有無」も大きな費用差要因です。
単なる内部最適化だけでなく、キーワード戦略・構造設計・ライティング方針を含めたコンサルティングを依頼するかどうかで、
最終的な成果が大きく変わります。

SEOを意識しないままデザイン主導でサイトを作ると、

  • 検索順位が上がらない
  • 想定キーワードで流入しない
  • 問い合わせが増えない

という結果になりがちです。

SEOコンサルティングを含める場合、費用目安は10〜50万円程度
ただし、単発の最適化よりも、設計段階からSEO戦略を取り込むことがポイントです。
とくにBtoBでは、業界特有の専門キーワード(例:部品型番・技術用語)をどのようにページタイトルや構造に落とし込むかが成果を分けます。

【実例】医療機器メーカーE社
SEO設計を含めて新規制作を実施。
「製品名+症状名」で検索上位を獲得し、1年で問い合わせ数が3倍に。
単なるデザイン刷新では得られない、“戦略設計”の重要性を示す結果となりました。

6.戦略設計の考え方

「なんとなく古いから」など曖昧な理由のみで、制作を依頼することは、何も成果を得られないことが多いです。以下で解説する戦略設計を整えてから、依頼会社と共に制作するという気持ちで依頼することが重要です。

既存サイトの改変(リニューアル・新規制作)で考える戦略設計

  1. 現状分析:アクセス・離脱・CVRのデータを整理
  2. 課題抽出:デザイン・導線・コンテンツの改善点を特定
  3. KPI設定:数値で目的を明確化(例:CVR120%アップ)
  4. SEO継承設計:URL構造・内部リンク・リダイレクト設定を適切に
  5. テスト公開→効果測定:公開後3ヶ月のデータ分析で最適化

ゼロから制作(新規制作)で押さえるべき戦略設計

  1. ペルソナ定義:ターゲット業種・役職・課題を具体化
  2. カスタマージャーニー設計:訪問→理解→相談の導線を設計
  3. ブランドトーン設計:ロゴ・配色・コピーの一貫性
  4. SEO初期設計:URL階層・構造化マークアップを導入
  5. 公開後運用フロー:CMS権限設定・更新ルールを整備

7.実際の事例で見る「リニューアル」「新規制作」

事例①:製造業B社 ― リニューアルでCVR200%UP
背景:旧サイトはPC専用・更新不可となっていた。
施策:WordPress化+スマホ対応+CTA改善
結果:お問い合わせ数が2倍に。SEO順位も平均3位→1位へ上昇。

事例②:コンサル企業A社 ― 新規制作でブランド刷新
背景:10年前にサイトを作成。ビジュアル面でも古臭さを感じていた。
施策:旧サイトを引き継がず、ドメインを変更し、新規制作。
結果:コーポレートメッセージを再定義し、リード獲得単価が40%改善。

事例③:ITスタートアップC社 ― MVP版サイトを新規制作
背景:スピード重視で小規模構築をおこなっていた。
施策:1年後に正式版へリニューアル移行。
結果:段階的な投資戦略として成功。

8.よくある失敗例とその回避策

失敗例原因解決策
デザインは良いがSEO順位が下がったリダイレクト設定ミスURL設計とSearch Console管理を徹底
公開後に修正が多発要件定義不足初期ヒアリングを丁寧に
更新できないCMS設定権限が不明確編集権限を明確化
サイト速度が遅いサーバー選定ミス高速レンタルサーバーを選択

9.費用を抑えるコツ

ホームページ制作には数十万円から数百万円の幅がありますが、
「安く作る」=「質を落とす」ではありません。
むしろ、無駄な作業や外注範囲を整理することで、コストを抑えつつ成果を出すホームページを作ることが可能です。

以下では、BtoB企業でも実践しやすい“費用を抑える5つのコツ”を紹介します。

① 写真・原稿を自社で用意

写真撮影やコピーライティングを外注すると、1件あたり数十万円の追加費用がかかります。
ただし、社内に広報担当や営業担当がいる企業なら、一次情報を社内で収集できるケースが多いです。

以下のように“素材を準備して渡す”だけで、制作会社の取材・撮影・構成工数が減り、10〜30%のコスト削減が可能です。

  • 営業現場で使っているプレゼン資料や導入事例を再利用
  • スマートフォン撮影でも、構図・明るさを意識すれば十分使える素材になる

また、AIツール(ChatGPTなど)を活用して原稿のたたき台を作成し、最終的に制作会社にブラッシュアップしてもらう方法も有効です。

② ページ構成をシンプルに

企業サイトの多くは、最初の構成案で必要以上にページを作りすぎる傾向があります。
しかし、分析すると「アクセスの9割は上位5ページ以内」というデータが多く、リソースを分散させるよりも、重点ページを磨く方が費用対効果が高いのです。

例えば以下のように整理すると、初期コストを抑えられます

  • 「採用情報」→採用特設ページではなく、1ページ構成にまとめる
  • 「製品カテゴリ」→詳細ページを段階的に追加する方針にする
  • 「問い合わせフォーム」→複数フォームを1つに統合する

まずは必要最低限のページ構成で公開し、反応データを見ながら後から拡張する“段階公開型”を採用すると無駄がありません。

③ テンプレートデザインを活用

ゼロからデザインを作る「フルスクラッチ」は自由度が高い反面、1からデザイン・コーディング・検証を行うため、コストも納期も大きく増えます。

そこで、WordPressやHTMLテンプレートのベースデザインを活用することで、制作費を最大50%削減できる場合があります。

テンプレート活用といっても「他社と同じになる」わけではなく、以下のようにカスタマイズすることで、十分にオリジナル感を出せます。

  • 配色やフォント、ロゴでブランドカラーを統一
  • トップページだけデザインを調整し、下層はテンプレート利用
  • セクション単位でデザインブロックを再構成

特にBtoBサイトでは、派手さよりも読みやすさ・構造の明確さが重視されるため、テンプレートをベースにしても十分に高品質な仕上がりになります。

④ 制作と運用を同一会社に依頼

制作会社と運用担当を分けると、修正や改善提案のたびに「仕様説明」や「データ共有」が発生し、結果的に二重コストになります。

制作段階から運用を見据え、同じ会社に依頼することで、

  • データ共有がスムーズ
  • 修正や改善がスピーディ
  • 初期設計の段階でSEO・運用を考慮できる

といったメリットが生まれます。

とくにWordPressサイトの場合、運用会社が管理構造を理解していないと、「軽微な修正でも時間と費用がかかる」という問題が起こりがちです。

制作+運用を一括委託する方が、総合的なコスト削減につながります。

⑤ 公開後のSEO保守をセット契約

多くの企業が「制作だけ依頼し、公開後は放置」になりがちです。
しかし、SEO保守を月額で契約しておくと、小規模な改善を継続的に実施でき、結果的にリニューアル頻度が下がる=長期的にコストを抑えられます。

たとえば以下のような保守内容をまとめて契約しておくと安心です

  • 定期バックアップ
  • プラグイン更新・脆弱性管理
  • 検索順位レポート
  • 内部リンク・タイトル改善提案

特にWordPressの既存テーマカスタマイズは、コストを抑えつつクオリティを維持できる最適解です。
テンプレートの柔軟性を活かしながら、ブランドに合わせたUI/UXを実現できます。

10.外注先を選ぶポイント

ホームページ制作は“誰に頼むか”で結果が変わります。
価格やデザインだけで判断すると、運用フェーズで困るケースが多くあります。
ここでは、BtoB企業が失敗しないための外注先選びの4つの基準を紹介します。

① BtoB業界の制作実績があるか

BtoCとBtoBでは、「訴求の軸」も「導線設計」もまったく異なります。
BtoBでは問い合わせまでの検討期間が長く、意思決定者が複数いるため、“信頼を積み上げる構成”が求められます。

そのため、BtoB企業向けの制作実績がある会社は、

  • 製品ページと導入事例ページの連携設計
  • 仕様説明を読みやすく見せるUI
  • 問い合わせ前の「資料請求導線」設計

といった点を自然に盛り込んでくれます。

② 提案段階でSEO・導線まで考慮しているか

見積提出時に「デザインのみ」しか話さない会社は要注意です。
SEOキーワード設計や内部リンク構造の提案があるかを確認しましょう。

良い制作会社は、提案書の段階で構成図・ワイヤーにSEO要素を反映させています。
また、「トップページ→下層→CTA」までの導線を明確に示すことで、リード獲得率の向上を意識しています。

③ 運用支援(MEO・リスティング)もできるか

ホームページは作って終わりではありません。
公開後に集客支援(MEO・Google広告・SNS運用)ができる制作会社を選ぶと、改善PDCAが一気通貫で回せるという強みがあります。

とくにBtoBでは、「展示会→Web流入→問い合わせ→商談」の流れが一般的なため、広告・SEO・リード育成をセットでサポートできる外注先が理想です。

④ 契約前に見積内訳を明示しているか

「一式〇〇万円」とだけ記載された見積書は危険信号です。
作業範囲が曖昧なため、追加料金や納期遅延の原因になります。

良い制作会社は、ディレクション・デザイン・コーディング・テスト・運用といった各項目ごとの内訳を明示し、「後からの見積ブレ」が少ないのが特徴です。

11.リニューアル・新規制作の後にすべき運用

ホームページ制作は“ゴール”ではなく“スタート”です。
公開直後が最もデータが動きやすい時期であり、ここからの運用が成果を決定づけます。

以下のルーティンを社内で定着させましょう。

① 月1回のアクセス分析

GoogleアナリティクスやSearch Consoleを使って、
流入キーワード・離脱ページ・CV数を定期チェックします。
特に公開1〜3か月はデータの変化が大きいため、小さな改善を積み重ねる時期です。

② コンテンツ更新(ブログ・事例)

新しい導入事例やコラムを月1〜2本更新するだけで、検索評価は着実に上がります。
特にBtoB企業では、“技術解説記事”や“導入事例”がSEO的にも信頼構築的にも有効です。

③ 検索順位モニタリング

狙っているキーワードで順位がどう変化しているかを把握し、コンテンツ改善やタイトル見直しを定期的に行います。
順位変動のタイミングを可視化することで、施策の効果が見える化します。

④ 問い合わせ導線のA/Bテスト

フォーム配置やCTAボタンの文言を変えるだけでも、CV率は10〜30%改善することがあります。
デザインリニューアルよりも効果的な施策として、月単位の検証をおすすめします。

⑤ 運用フェーズのゴール設定を明確に

  • 問い合わせ数を前年比○%増
  • ダウンロード数を月間○件に
  • 滞在時間○分以上を維持

このような「KPI目標」を設定することで、制作が“成果運用”へと進化します。

まとめ ― 「見直し=再投資」の価値

ホームページの改修は「経費」ではなく「資産の再投資」です。
現状を分析して最適な方向を選ぶことが、営業効率・採用効果・信頼性を大きく変えます。

「リニューアル」と「新規制作」、どちらを選ぶにしても、本質は「成果につながる設計」をどう実現するか。
迷ったら、まずは現状分析から始めてみましょう。

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